野良犬
撮影 大槌秀樹

古来日本では、狼は山の守護神として崇められてきました。

しかし、時代の流れと共に場所を追われ強者として他者の居場所を排除する一方、自身の居場所も排除されていきました。

ニホンオオカミが辿ったであろう集団移動や、居場所を排除する/される事は、しばしば人の集団の中にも垣間見る事があります。

また、 生き物が持っているシミや傷、皮膚の皺やただれなどの変化は、生きてきた時間の蓄積ともいえます。その痕跡を陶土に刻み焼成します。陶製の野良犬達は、自身の「場所」を守るようにテリトリーを練り歩きます。